GWR DMU動向 2019年春 Class 150
イギリスの鉄道、GWR(Great Western Railway)の気動車について形式ごとにまとめていきます。
Class 150 車両概要
製造年:1984~87年
エンジン:Cummins製 NT855R5
最高速度:75mph(120km/s)
車体長:19.74m(150/2)
Sprinterシリーズの気動車の一つで、1950~60年代に製造された気動車を置き換える目的でMark 3客車の車体をベースに設計された。
所属車両一覧
150/0
Class 150の中でも一番最初に2編成のみ製造された量産先行車。
現在は2編成ともGWRの所属。
/0のみ運転台のない中間車を含んだ3両1編成で製造されている。
19/3/24 Bristol Temple Meads駅にて
所属編成一覧
編成番号 | 塗装 |
150001 | GWR |
150002 | GWR |
150/2
GWR所属のClass 150の殆どを占めているのがこの150/2。
20編成が在籍しており、本線からローカル線まで幅広い線区で運用中。
2編成連結しての4両での運行や、Class 143やClass 158などの他形式の併結運用も見られる。
150/2の特徴として前面中央に貫通扉を装備しており、Class 317/2とよく似ているデザインとなっている。
19/3/23 Penzance駅にて
車内の様子
車内はドア上にLEDの案内表示器があり、トイレは車いす対応の大型タイプ。
座席配置は2+2の固定式シートで、座席背面には小型テーブルを装備。
見れたら少しラッキー(?)ちょっと変わり種な車両達
ここではGWRの150/2の中でも仕様や塗装が違う車をご紹介。
19/3/25 Dawlish駅付近にて
150207
2018年の夏頃にNorthernから転属した車両。
移籍当初はNorthernの塗装にGWRのロゴを張り付けた姿で活躍していた。
2019年にGWR塗装に変更され、現在に至る。
片方の先頭車のみライトが左右で異なっており(写真参照)、他の車両では撤去されている前面手すり、ステップが撤去されず残っている。※追記 2019/11に撤去
150219 150238
この2編成のみ、青とピンクのFirst塗装が残っている。
車内の仕様は、前述したGWR塗装車と同じ仕様。
19/3/25 Dawlish駅にて
150263
この編成の片方の先頭車のみ、Class 166とよく似たライトが装備されている。
他の車両にはある正面貫通扉のGWRロゴがないのも特徴の一つだ。
所属編成一覧
編成番号 | 塗装 | 備考 |
150202 | GWR | |
150207 | GWR | 元Northern DMS側左右ライト違い |
150216 | GWR | |
150219 | FGB | First塗装 |
150221 | GWR | |
150232 | GWR | |
150233 | GWR | |
150234 | GWR | |
150238 | FGB | First塗装 |
150239 | GWR | |
150243 | GWR | |
150244 | GWR | |
150246 | GWR | |
150247 | GWR | |
150248 | GWR | |
150249 | GWR | |
150261 | GWR | |
150263 | GWR | DMS側Class 166ヘッドライト |
150265 | GWR | |
150266 | GWR |
GWR = Great Western Railway塗装
FGB= First Great Western Blue塗装
参考にさせて頂いた本やサイト
British Railways Pocket Book No.3 DISEL MULTIPLE UNITS 2019
イギリス鉄道車両図鑑 クラス150「スプリンター」
URL http://www.uraken.net/world/wrail/eng/class150/150.html